統一地方選挙が迫ってきました。赤磐市は2年前に市議選などを済ませたので、県会議員選挙のみですが、赤磐市の選挙では、たくさんの方に応援していただきました。各自治体で行われる選挙で、住民の生活を守る議席を。地方政治は民主主義の学校とも言われます。出たい人より出したい人が当選できますように。
岸田首相は「安保3文書」を閣議決定しました。国民への説明もなく、国会での審議もなく、勝手に決めながら、これに従えと国民に押し付けようとしています。
「安保3文書」の一つ目は国家安全保障戦略。防衛力の強化です。日米が協力して敵基地攻撃能力を行使すること、2027年度までに防衛費のGDP比2%達成を定めます。
二つ目は国家防衛戦略。存立危機事態でトマホークの取得など反撃能力を行使し、日米の軍が一体化して、偵察し、ターゲットを決めます。
三つめは防衛力整備計画。長射程ミサイルを重層的に保有し、常設の統合司令部を創設します。43兆円の防衛費の為の財源は、歳出削減と税制措置。まさに戦争をする為の文書です。
東日本震災の復興特別所得税や国立病院の積立金、コロナ対策の予備費未使用分の流用、国債の発行などなりふり構わず、戦争準備につぎ込もうとしています。最終的には消費税率アップでしょうか。ただでさえコロナ危機で苦しんでいる私たちをどこまでいじめたら気が済むのでしょうか。
戦争を回避する外交上の努力をする気はないのでしょうか?一度始まった戦争を終わらせることが困難なことは、ロシアのウクライナ侵略や、これまでの戦争の歴史が証明しています。防衛政策の大転換で、軍備を増強するのではなく、平和外交の道を進むべきです。