岡山県危機管理監から日本共産党の森脇県議に、自衛隊が実施する自衛隊統合演習の連絡がありました。十一月十~二十日岡山空港で、F2戦闘機の離着陸及び燃料補給、C1輸送機などの離着陸、移動式航空管制機材の設置など、1日あたり最大80人の人員を展開するとのことです。
統幕がホームページで発表した資料には全国で自衛隊約3千8百名、米軍約1万2百名が参加し「陸・海・空自衛隊が統合により演習を行うことで、自衛隊の統合運用能力を維持・向上させるものだ。米軍も参加し日米の相互運用性の向上を図る」とされています。
しかし岡山県に宛てた依頼文には米軍参加は記載されていません。その代り全国向けの発表資料にはない「我が国の防衛にかかる堅固な意思を表示するため」という目的が記載されています。これは「武力による威嚇」そのものではないでしょうか。十月十四~三十一日で開催された、沖縄諸島の防衛を目的とした、日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」の直後に行われるこの自衛隊統合演習はこれに連動するものです。
岡山空港で行われる演習は、「台湾有事」や「朝鮮危機」で、美保基地など航空自衛隊の基地が攻撃を受けて、使用できなくなった時、民間空港を軍事使用するための演習ではないでしょうか。危険な動きです。