小林製薬の「紅こうじ」で死者や健康被害が続出し、機能性表示食品が問題になっています。
「紅麹コレステヘルプ」には「悪玉コレステロールを下げる L/H比を下げる」と謳っています。私もかなり前の健康診断から、コレステロール値が高くなり気にしています。「何か良いサプリは無いか?」と考える気持ちは良く分かります。
「トクホ」と違って「機能性表示食品」は届け出制で、国の食品安全委員会がチェックする仕組みがないことは、私もこの事態になって知りました。アベノミクスの成長戦略第3弾の一つとして導入されたとのこと。健康食品や食品メーカーの強い要望があって、当時の安倍首相が強力におし進めました。その裏では、企業団体献金が無かったはずはないと思ってしまいます。
小林製薬は「あったらいいな」というキャッチフレーズで浸透している、健康食品を多種類販売している製薬メーカーです。認知機能を維持する「健脳ヘルプ」。血中中性脂肪を減らす「EPA DHA中脂ヘルプ」。睡眠の質の向上に役立つ「安眠ヘルプ」。飲む機会が多い方の「肝臓エキスオルニチン」。血圧高めの方に「血圧ヘルプ」。血糖値の上昇をゆるやかに「サラシア100」。眠る力快眠サポート「ナイトミン」。血液さらさら「ナットウキナーゼ」などなど。「小林製薬・機能性表示食品」で検索すると48種類のサプリが出てきます。実際はもっと多いのでしょう。
健康食品は長く摂取してこそ効果が出ると皆さん考えます。制度上安全が確認されていないと分かると怖くなります。
消費税35年で539兆円 法人税の穴
4月1日は35年前、消費税が導入された日です。社会保障の為に消費税を使うと言いながら、大企業の減税の穴埋めに使われた35年でした。政府は法人減税が大企業の内部留保になっていることを認めながらも、半導体や電気自動車の開発に減税する制度を、この国会で新たに作りました。大企業優遇の政府は交代させたい!