赤磐市定例3月議会で、「再審法」改正の請願と意見書が採択されました。ご尽力いただいた皆様に感謝します。

この請願を提出した日本国民救援会岡山県本部のニュース記事によると、井原市の3月議会でもこの請願が審議されたそうです。残念ながら委員会で不採択、本会議でも賛成4名反対12名で不採択となってしまいました。しかし本会議で、柳原英子議員(いばら市民クラブ)が、不採択反対の発言をされました。井原市は110年前、大逆事件で死刑となった森近運平の出身地です。彼がえん罪であったことは井原市民なら誰でも知っていることと、柳原議員は言います。

  総務産業委員会で請願を不採択にした理由は、「地方議会が口をだすことではない」でした。柳原議員は「「市民の声なき声をくみ取り、代弁するのが議員の役割。『地方議会だから』と遠慮せず、『もの言えない社会』と闘わなければならない。」と発言されました。

  森近さんは死刑判決直後に「死刑、全く意外」「ああ、胸の張り裂ける思いがする。事件の真相は後世の歴史家が明かしてくれる。」という言葉を残したそうです。柳原議員は「人ごとでなく、自分ごと」として考え、採択していただきたいと述べられました。井原市にもステキな女性議員がおられることが分かって嬉しい。