健康保険証を廃止して、マイナンバーカードを保険証にする法案が、衆議院を通過し、参議院で審議中です。保団連(お医者さんの団体)会長の発言によると、「介護施設の83%が利用者の保険証を管理している。マイナ保険証を施設で管理できるのか。マイナ保険証は暗証番号とセットで管理する必要があるが、施設の管理責任はあまりにも重大でありやめてほしい。」と実情を語っています。矛盾だらけの法案です。私はカードを取得していませんが、法案が通ると保険料をちゃんと払っていても、滞納者扱いになります。さらに介護が必要となればどういう事態になるのか、実証してみようと思い、取得していないのです。カードが無いお年寄りや、生後まもない子どもはどうなってしまうのか?矛盾と憤りを感じます。

入管法案が参議院で審議

 

入管法改悪案の廃案を求めて、4千人の市民が国会正門前で集会を開きました。スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった事件をめぐり、日本維新の会として代表質問に立った梅村みずほ参院議員の発言が問題になっています。遺族が傍聴するなかで、「支援者の助言からウィシュマさんが仮病を使った。」という事実でない発言でした。

 入管問題を契機に行動を起こす人が増え、運動する団体も増えています。国が最低限の人権を守らない、日本社会の問題が背景にあると改めて思います。